難関大学を目指して夏休みに1日10時間以上勉強を継続するのは容易なことではありません。特に、長時間机に向かっていると「集中が切れてダラダラしてしまう」「スマホを触ってしまう」といった問題が起こりがちです。そこで有効なのが ポモドーロ・テクニック です。
ポモドーロ・テクニックとは?
イタリア人のフランチェスコ・シリロ氏が考案した時間管理法で、
25分間の集中 → 5分間の休憩 を1セット(=ポモドーロ)とし、4セットごとに少し長めの休憩(15〜30分)を取るという仕組みです。
活用するメリット
- 集中のリズムを作れる
25分という短めの時間制限があるため「この範囲だけはやり切ろう」と思いやすい。 - 疲労の蓄積を防げる
定期的な休憩を挟むことで、脳がオーバーヒートせず長時間の学習を継続可能。 - 進捗を可視化できる
「今日はポモドーロを10回こなした」と数値化できるので、達成感が得やすい。
夏休み勉強スケジュール × ポモドーロ
実際のスケジュールに組み込む際は、次のように25分単位で区切るのがオススメです。
例:午前の「8:30〜11:30 英語長文・和訳演習」
- 8:30〜8:55 演習(1ポモドーロ)
- 8:55〜9:00 休憩
- 9:00〜9:25 演習(2ポモドーロ)
- 9:25〜9:30 休憩
- 9:30〜9:55 演習(3ポモドーロ)
- 9:55〜10:00 休憩
- 10:00〜10:25 演習(4ポモドーロ)
- 10:25〜10:40 長めの休憩(15分)
- 10:40〜11:30 演習の仕上げ
このように「集中25分+休憩5分」をリズムとして刻むと、3時間勉強しても疲れが溜まりにくくなります。
ポモドーロ活用のポイント
- 休憩中はスマホを見ない(散歩やストレッチで脳を休める)
- ポモドーロを勉強科目ごとの単位にする(「英単語1章=1ポモドーロ」など)
- アプリやタイマーを活用(「Focus To-Do」「Toggl」などのタイマーアプリが便利)